今回のテーマは、【乳化性クリームと油性クリームの違い】についてです。
靴磨きについて調べていると、クリームと言えばよく目にするのは乳化性クリームだったり、靴クリームではないでしょうか?
実はそれ以外にも油性クリームなるものが存在します。
乳化性と油性という違いだけあって、主成分が違うため靴磨きの仕上がり具合に影響を及ぼしてきます。
ここで違いを知っていただけたら、好みの仕上げにするためにどちらを使用すべきなのか選択することができるようになるでしょう!
それでは乳化性クリームと油性クリームがどう違うのかみていきましょう!
1.はじめに
先ほど申し上げたように、靴磨きの際に用いられるクリームには乳化性クリームや靴クリームという表現をよく目にするかと思います。
靴クリームは、基本的には乳化性クリームを指していることが一般的です。
つまり、靴磨きの際に用いられるクリームは、ほぼ乳化性クリームのことを指しており、実際乳化性のクリームを使用している人の方が多いのです。
しかし、乳化性クリーム以外にも油性クリームというのも存在します。
紹介される機会の少ない油性クリームについては後ほど!
なお、確認とれていないので信憑性のない情報ですが、路上の靴磨き屋さんというのは、油性のクリームを使用していることが多いそうです。好みにもよりますが、油性の方がツヤが出て見栄えがよくなりやすいかららしいです。
本当かどうかはわかりませんが……
2.乳化性クリーム
乳化性クリームの主成分は「水分・油脂・蝋」によって構成されています。
クリームは、革に水分や油分などの栄養を補給することで、乾燥を防ぐという役割があります。
革は乾燥すると硬くなってしまいます。そこで、何度も屈曲があるとひび割れの恐れがあるわけです。このひび割れは、うまく隠すような補修をしてもらえることはあるのですが、基本的には一度起きてしまうと直すことができません。
つまり、クリームを塗ることで革の乾燥を防ぎ、ひいてはひび割れの予防するという役割があります。
したがって、クリームは革への栄養を与える重要なシューケア用品であり、靴磨きには必須のアイテムとなります。
3.油性クリーム
油性クリームの主成分は「油脂・蝋」によって構成されています。
主成分から分かるとおり、乳化性クリームと違って水分が入っていません。そのため、革に浸透して栄養を補給するという目的のアイテムではないということです。
それではどんな目的があるのか。
それは油脂や蝋で革の表面に被膜をつくり、ツヤ出しや軽い汚れや雨などから保護することです。
ほとんど油性ワックスのような感じです。
油性クリームは、乳化性クリームのように革に必要な水分や油分を補給できるものではないため、必須のアイテムではありません。ちょっとツヤを出したいなぁというときに使用します。
しかし、革製品を長く使用するためには、革への水分や油分の補給は必須となります。そこで、油性クリームを使用する際には、その前にデリケートクリームで保湿した上で油性クリームを使用するというのがおすすめです。
4.まとめ
上記内容を簡単にまとめました。
乳化性クリーム | 違い | 油性クリーム |
---|---|---|
水・油脂・蝋 | 主成分 | 油脂・蝋 |
革への栄養補給 | 目的 | ツヤ出し・保護膜 |
必須アイテム | 必要さ | 必須ではない |
5.おわりに
以上、乳化性クリームと油性クリームの違いについてでした。
同じ”クリーム”とついていても全然効果が違い、革製品を扱う以上絶対に必要になるのは乳化性クリームです。
油性クリームは余力があったら手を出してみるという感覚でよろしいかと思います。
★Break Time★
今回のアイキャッチ画像のテーマは、【ベビーデー】です。
6月第1日曜日は、ベビーデーのようです。
母の日と父の日の中間の日ということで読売新聞社が1992年に制定したらしいです。
当然母の日と父の日は聞いたことありますが、ベビーデーなんて初めて聞きましたね。
しかも母の日と父の日は、母と父に感謝するという日ですが、ベビーデーは赤ちゃんの様々な問題について考える日ということらしいです。
だいぶざっくりした日ですね。だから広まってないのか。
最後まで読んでいただきありがとうございます!