【革靴の磨き方】オイルドレザーの手入れの仕方！

今回のテーマは【オイルドレザーの手入れの仕方】についてです。

ワークブーツやアウトドアブーツなどによく使用されるオイルドレザーは撥水性を高めたり、足馴染みをよくしたりするため革に通常より多くの油分を加えています。
そのため、手入れはその足元を守る機能性を重視して油分の補給が目的となります。

ここでは、オイルドレザーの革靴の手入れの仕方についてご紹介していきます。

〈もくじ〉

1.オイルドレザーの靴磨き・手入れの手順

この後の作業がしやすいように、また、靴紐に余計なクリーナーやクリームなどが付着してしまわないように靴紐を外します。

【Point】
・外羽根式の靴はすべて外してOKです！
・内羽根式の靴は無理に広げると傷めてしまう恐れがあるので、靴紐を最後まで外さずに靴の中に隠すようにします。

靴の甲のシワを伸ばして、手入れをしやすくするためにシューツリーを入れます。

その前に……足の臭いの原因となる雑菌を除去するために、靴の中を除菌ウェットシートなどで拭いておくとなお良しです！

【Point】
・靴にあっていないと余計な負担を与えてしまう恐れがあるので、靴にあったシューツリーを入れるようにしましょう。

靴の表面のホコリや軽い汚れを払い落とすために馬毛ブラシでブラッシングします。

【Point】
・「履きじわのすき間」、「アッパーとソールの間」、「靴紐を外した羽根の内側」などホコリや汚れがたまりやすい箇所は念入りにブラッシングします。
・オイルドレザーは油分が多いため普通の革靴に比べて汚れが付着しやすく、頑固な場合が多いのでしっかりめにブラッシングします。

汚れや古いクリーム、ワックスを取り除いて革靴の表面をリセットするため、クリーナーをつけた布で靴全体を優しく拭いていきます。

油分を多く含むオイルドレザーは汚れがこびりつきやすいため、クリーナは少し多めの4,5滴程度の量を染み込ませます。

【Point】
・力強く拭くと革を傷ける恐れがあるので、力強くゴシゴシと拭かず、優しく表面を拭くようなイメージで拭き取ります。
・クリーナーを直接靴に塗るとシミが残ってしまう恐れがあるので、布に染み込ませて使用します。
・布は不要になったTシャツなどでOKです。

油分を補給して撥水性やしっとりとしたオイルドレザーの風合いを保つため、オイルを塗ります。

オイルは油分補給力が高いミンクオイルがおすすめです。

【Point】
・油分を補給しすぎると革がやわらかくなり過ぎてしまい、型崩れなど劣化を早めてしまうことになるため注意が必要です。
・オイルは指の体温で溶かした上で革の状況を確認しつつ塗り込むのが理想です。

表面の余分なオイルを落としつつ、靴全体に均等に伸ばして馴染ませるため豚毛ブラシでブラッシングします。

【Point】
・オイルドレザーで使用するオイルは通常の乳化性クリームとは成分が違うためオイルドレザー専用の豚毛ブラシを用意するといいです。
・ブラッシング後は半日程度放置して革に油分を浸透させます。

靴の表面に残った余分なオイルを落とすため乾いた布で靴全体を磨くように拭いていきます。

【Point】
・拭き取る際に靴の表面に残った余分なオイルを利用して、仕上げに軽く磨くようなイメージで拭くと自然な艶やオイルドレザーの風合いが出てきます。

以上、オイルドレザーの靴の手入れの仕方についてでした。

オイルドレザーは機能面を重視した靴であり、撥水性や足馴染みをよくするため油分を補給するというのが特徴的な手入れでした。
ただ、過度に油分を補給しすぎると革がやわらかくなり過ぎてしまいますので、お手入れ時の油分補給量だけでなく、手入れの頻度もあまり多くしないようにしましょう！

また、オイルはマットな感じに仕上げるのか、艶を出すのかなど好みによって商品を選ぶといいです(^^)/

今回のサムネイル（アイキャッチ画像）のテーマは、【小学校開校の日】です。

5月21日は小学校開校の日らしいです。
1869年の5月21日に、京都市に日本初の小学校「上京第二十七番組小学校」が開校したようです。なんと、住民が自分達で資金を調達して開校したもの！

「自分たちで資金を調達して」って、すごいですね！
今じゃ当たり前のように教育を受けているのに。
ありがたみすらなくなってしまっていますorz

このことに限りませんが、当たり前のことを当たり前と思わないようにしないといけませんね！

最後まで読んでいただきありがとうございます！