【靴の手入れ】カビ発生の条件と取り方・対処法!

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今回のテーマは【カビ発生の条件と取り方・対処法】についてです。

季節ものの靴など、奥深くに眠らせていた靴を履こうとしたときにカビが生えていた!
なんて経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そして、カビを見つけたらついやってしまいがちなのが水拭きしてしまうことです。
絶対にやってはいけません!!

ここでは、カビ発生の条件から発生してしまった場合の取り方・落とし方をご紹介していきます。

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1.カビ発生の条件

カビ菌というのは空気中のいたるところに存在しています。
そのため、条件がそろえばどこにでも発生してしまうのです。

その条件とは……「酸素・温度・湿度・汚れ」の4条件です。

具体的には温度が10度~35度の環境下で、酸素と水分とホコリや汚れの栄養分があるということです。

基本的には”酸素”と”温度”の条件は満たされていますよね?
ということはあと“湿度”と栄養分となる”汚れ”の問題なのです。

ここで先の水拭きがダメな理由についてです。
カビが発生しているというのは既に発生するための4条件がそろっている状態ということです。
その状況下で水拭きするとさらに湿気を高めることとなり、よりカビが発生しやすい環境を作ってしまっているわけです。

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2.カビの取り方・落とし方

1)ブラッシングする

まずは表面のカビをブラシで払い落とします。

表面の増殖しまくったカビを払い落とすことで奥に潜んでいるカビも取れるようになります。

なにより見栄えがスッキリしますしね^-^;

2)アルコールで除菌する

ブラシでカビを払い落とした後は、皮革用のカビ取り剤や消臭除菌スプレー、消毒用のアルコールで拭き取ります。
代替品としてトイレ用お掃除シートも使えます。

a)表面のカビを除菌

強く擦ると革を傷める恐れがあるので、注意しながら革にアルコールが少し染み込む程度に全体を拭きます。

b)靴の内側のカビを除菌

湿気がこもりやすい内側は表面よりもカビが発生しやすい環境となっています。

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c)ソールのカビを除菌

カビ菌はいたるところから増殖してくるので、靴の表面・内側・底すべて残らずアルコール除菌します。

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3)乾燥させる

アルコールで除菌できたら次は乾燥です。

風通しの良い屋外でしっかり2~3日陰干しします。

カビを完全に死滅させたい方は2~3日日干しです。
ただし、日干しの場合には直射日光による革の変質や変色の可能性が高いです。

乾燥させるときは木製のシューツリーを入れるとなお良しです。

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4)ダメ押しのアルコール除菌

しっかり乾燥させた後は目視でカビの再発がないのを確認した上で、再度アルコールで靴全体を拭きます。

カビは一度生えると再度発生する可能性が高いので予防するためです。
すべてのカビ菌を除菌するというのはなかなか難しいですからね^-^;

5)通常の靴磨き・手入れ

あとは通常の基本的な靴磨き・手入れをすることになります。
これでカビ発生の条件である”汚れ”とはおさらばです。

アルコール除菌の際に革靴が色落ちしてしまった場合には、色付きの乳化性クリームを塗って補色することでカバーできます。

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3.おわりに

以上、カビ発生の条件と取り方・対処法についてでした。

カビ発生の条件をみると靴をブラッシングしたり、シューツリーを入れたりする理由が理解できましたよね!

カビ発生の条件を逆に考えれば、1つでも満たさなければカビは発生しないということなので、カビが発生してしまう前にブラッシングで汚れを落としたり、シューツリーで湿気を取って予防するといいですね(^^)/

★Break Time★

今回のサムネイル(アイキャッチ画像)のテーマは、【探偵の日】です。

5月21日は探偵の日だそうです。
1891(明治24)年の5月21日に、日本で初めて探偵の広告が新聞に掲載されたことで、社団法人探偵協会が制定したようです。

理由が大したことないんじゃないかと思ってしまいますが、探偵の仕事ってちょっと興味ありますよね~。イメージでは、不倫の根拠押さえるための尾行とかですね~。

どんなことやっているんですかね(^^)

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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