【靴磨き・手入れの基本!】靴磨き初心者のための基本中の基本!

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今回のテーマは、【初心者のための靴磨き・手入れの基本】についてです。

靴磨きや手入れに興味があって、これから始めてみようという初心者さんは、
「なぜ靴を磨く必要があるの?」
「靴を磨くためにどんな道具を使うの?」
「靴磨きの基本的な手順って?」
などなど、靴磨きや手入れに対するイメージが全く無い状態かと思います。

そこで、今回は初心者さんのための基本中の基本をご紹介していきます!

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【基本①】なぜ靴磨き・手入れをするの?

靴磨きは結局のところ、見栄えを良くするため!&長持ちさせるため!という2大目的のために行われると考えています。

これらの2大目的を達成するため、靴磨き・手入れの仕組みについてみていきましょう!

1)革の素材について

革靴に使用させている「革」というのは、どのような素材からできているかご存知でしょうか?

「革」は、動物の皮をなめしてできた天然の素材人工的に作られた合皮などがあります。

合皮の場合、人工物であまり長持ちさせることはできないので、専ら見栄えの良さのために靴を磨きます。

対して、
天然素材の場合、動物の皮が原料というだけあって、人の肌のようにケアすることでいい状態をキープすることができます。

そのため、天然素材からできている革靴は、

・年月の経過によって、経年変化を楽しめる
・手入れすることで、長持ちさせることができる

ということなんです。

「革」という製品を楽しみきるためには、靴磨きや手入れが必要不可欠なのです!

関連記事【靴の素材】アッパー素材の種類 まとめ!
関連記事【なめしの基礎知識】なめし革とは?鞣しの種類って?

2)なぜ革が劣化するのか?

合皮の場合は仕方ありませんが、天然皮革の場合の劣化する最大の原因は「乾燥」です。

人の肌って、普段は適度な水分や油分などによって潤っていますが、水分や油分を補給しないとカサカサになって乾燥してダメージを受けてしまいますよね?

「革」も同じで、「動物の皮」という天然素材からできているため、初めは適度な水分や油分を含んでいます。

しかし、何もしないと水分や油分がどんどん抜けてしまって乾燥してしてしまいます。その結果、履きじわやひび割れの原因となってしまうのです。

その他の要因としては、ホコリや汚れ、湿気の影響でカビになったりしますね。

つまり、靴磨き・手入れというのは、

・ホコリや汚れを除去する
・水分や油分などの栄養を補給する
・ワックスでコーティング保護する

を行うことで、見栄えを良くするため!&長持ちさせるため!という2大目的を達成するのです。

関連記事【できる人は靴を磨く!?】靴磨き・手入れの意味やメリットとは?

【基本②】靴磨きの道具・セット

次に、靴磨きに使用される基本的な道具をご紹介します。

1)馬毛ブラシ〔うまげ〕


〈特徴〉
・毛質が柔らかい
・全体的なホコリや軽い汚れを落とす

毛質の柔らかさから靴の表面のホコリや軽い汚れを払い落すために使用されます。
日常的に使用するため、シューケアの必須アイテムです。

サンプル画像は、[コロニル] 馬毛ブラシ

です。

2)豚毛ブラシ〔ぶたげ〕


〈特徴〉
・毛質が硬い
・乳化性クリームを浸透させ、均一に伸ばす
・余分なクリームを除去する

毛質のコシを利用して、乳化性クリームが革に浸透する手助けをします。同時に、余分なクリームを除去することで、革へのダメージを防ぐために使用されます。

サンプル画像は、[コロンブス] ジャーマンブラシ5

です。

3)クリーナー


〈特徴〉
・汚れや古くなった乳化性クリーム、油性ワックスを落として、靴の表面をリセットする

靴の表面の汚れや以前の乳化性クリームなどを落として、新たな乳化性クリームがより浸透しやすくなるように使用されます。

サンプル画像は、クリーナーの代表的な商品である[エム・モゥブレィ]ステインリムーバー

です。 関連記事【靴磨き-クリーナー】クリーナー不要論とは?

4)乳化性クリーム


〈特徴〉
・主成分は水分・油分・ロウ分
・革に栄養(水分や油分)を補給し、乾燥を予防する

革の乾燥による履きじわやひび割れを予防するために使用されます。
革製品には必須アイテムで、類似商品に「デリケートクリーム」などがあります。

サンプル画像は、乳化性クリームの代表的な商品である[エム・モゥブレィ] シュークリームジャー 20241

です。 関連記事シュークリームとデリケートクリームの違いって何?
関連記事【革靴にひび!】靴クリームの塗り過ぎかも!?
関連記事【靴クリーム-種類】乳化性クリームと油性クリームの違い!

5)油性ワックス


〈特徴〉
・主成分は油分とロウ分
・靴の表面をコーティングして保護する
・光沢を出し、見栄えを良くする

靴の表面に被膜を作ることで、光沢を出すと同時に雨や軽い汚れなどから保護します。

サンプル画像は、[サフィール] SAPHIR クリーム ビーズワックスポリッシュ

です。 関連記事【革靴-クリームとワックス】2つ違いをまとめてみた!

6)布


〈特徴〉
・クリーナーや乳化性クリーム、油性ワックスなどの効果を引き出す
・綿(コットン)100%の布がおすすめ
シューケア用 | 毛足の短い生地(Tシャツなど)
シューシャイン用 | 毛足の長い生地(ネル生地)

汚れを落としたり、クリームを塗りこんだりと様々な場面で使用されます。

サンプル画像は、ネル生地の布

です。 関連記事【靴磨き-布】布の種類や巻き方のまとめ!

7)シューツリー(シューキーパー)


〈特徴〉
・「型崩れ防止」、「乾燥・除湿」、「脱臭・殺菌」などの効果
※材質が木製の場合

履きじわを伸ばしたり、靴の中の除湿や殺菌効果により、靴の劣化を予防するために使用されます。
プラスチック製などもありますが、木製のシューツリー(シューキーパー)がおすすめです。

サンプル画像は、[RooLee] レッドシダーのシューツリー(シューキーパー)

です。 関連記事【シューツリーのすゝめ】シューツリー(シューキーパー)の種類 まとめ
関連記事【シューツリー論争】シューツリーを『入れるタイミング』や『入れっぱなし』ってどうなの?
関連記事【シューツリーの選び方と手入れ!】フィットするシューツリーから手入れの方法まで!

【基本③】靴磨きの基本的な手順とは?

靴磨きの基本的な流れは、大きく分けて「シューケア」と「シューシャイン」の2つの工程に分けられます。

1)〈工程①〉シューケアとは?

シューケアとは、靴の表面についた、埃や汚れを取って、栄養分(水分や油分)を補給する工程のことです。

具体的には、

A | 馬毛ブラシで、靴の表面についた埃や軽い汚れを払い落とすブラッシング
B | クリーナーで、靴の表面についた汚れや古いクリーム、ワックスの拭き取り
C | 乳化性クリームで、失われた水分や油分などの栄養分を補給
D | 豚毛ブラシで、乳化性クリームを伸ばし、革に浸透させるブラッシング
E | 磨き布で、靴の表面の余分な乳化せクリームの拭き取り

A~Eの一連の作業のことを指します。

2)〈工程②〉シューシャインとは?

シューシャインとは、鏡面磨きとも呼ばれ、油性ワックスで革の表面をコーティングする工程のことです。

具体的には、

a | 表面をコーティングするため、油性ワックスにて靴表面に被膜を作る

作業のことを指します。

関連記事【靴磨きのすゝめ】革靴の基本磨き!

おわりに

以上、靴磨き・手入れの基本中の基本についてでした。

ここではご紹介していない道具がいろいろありますので、後々ご紹介いたします。

最低限、この記事でご紹介している道具があればいい感じに手入れすることができます!

正直、僕なんかは、道具を揃えただけで、だいぶ満足してしまうんですよね^-^;
ぐーたら人間の典型ですorz

★Break Time★

今回のサムネイル(アイキャッチ画像)のテーマは、【呼吸の日】です。

5月9日は「呼吸の日」ということでした。

NPO日本呼吸器障害者情報センターが制定がしたもので、五(こ)九(きゅう)で「こきゅう」の語呂合せからから「呼吸の日」みたいです。

初めて知りました。(笑)
いつもより多めに呼吸しておきました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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